「デジタル・デバイド」とは?

JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント理論について紹介します。

デジタル・デバイドとはコンピューターやインターネットを活用できる人間と、そうでない人間の間に生まれる経済的格差や機会の有利、不利のことを意味する言葉です。
マネジメントの世界においてもデジタル・デバイドは重要な要素です。

現代ではよほどの高齢者でない限り、子供から中高年までほぼ全ての人間がインターネットを利用していますが、仕事やプライベートで分からない問題に直面した時、インターネットを活用して問題を自力で解決できる人間は、驚くほど少数派となっています。
企業の人材育成において新規採用の段階で、インターネットスキルの優れた人間を優先的に雇用し、社内にデジタル弱者が存在するのであれば、定期的な講習会などを開いてフォローする体制をつくることは、チーム全体の問題解決能力の底上げに大いに役立ちます。

そしてこうした施策を効果的に実行するには、まず第一に経営者や各部門のリーダーたち自身が、インターネットやデジタル機器を使いこなせるようにならなければいけません。
海外の大手企業ではデジタル機器の取り扱いスキルが出世の条件となっているところもあります。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫