マネジメントにおけるサクセッションプランの重要性

JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント理論について紹介します。

マネジメントや後継者育成にサクセッションプランは不可欠ですが、経営方針や経営戦略を踏まえた長期的な育成と全分野における育成が重要です。
そのため現場では、キャリアではなく経営理念や経営戦略に即した人選や、該当者のリスト化・プールが行われています。

その結果、後継者不在リスクの回避や、カリスマ経営者に頼らない経営陣の育成というメリットがあります。
しかし、長期プロジェクトとなったり、該当者の定期的な見直しや他の社員のモチベーションの維持といった課題もあります。

また、サクセッションプランには明確なビジョンが必要。
つまり、後継者に求める能力です。

具体的には、経営全般に関する知識や十分な実務経験、責任あるポジションの経験、業界他社・監督官庁といった社外との人脈、リーダーシップ、コミュニケーション能力などが挙げられます。
もちろん、これらの能力を全て持ち合わせている社員は皆無に等しいです。

そのため、各部門をローテーションで経験させたり、様々なプロジェクトリーダーへの積極的な抜擢や経営会議の参加など、将来を踏まえた人事が必要となります。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫