スキャロン・プランによるマネジメントのメリットとデメリット

JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント理論について紹介します。

スキャロン・プランとは売り上げに対して報酬を決めると言うマネジメント手法であり、企業の売上高によって給料が変わると言う非常にシンプルな仕組みとなっています。
そのため社員のモチベーションを上げることができるほか、目標を設定しやすく管理もしやすいと言うポイントがあります。

スキャロン・プランのメリットは人件費を様々な場面で削減をすることが比較的簡単に行えることです。
企業は常に利益を出し続けながら社会貢献を行っていかなければならないと言う使命を持っており、世の中の景気動向によって大幅に利益を低下させるようではその存続が危ぶまれてしまうと言うことになりかねません。

従業員も経営者と一体となりそのリスクを十分に考慮しながら活動に臨むことが必要となっており、利益が得られない場合には自らの報酬も下がると言う認識を持つことが一般的となっているのです。
スキャロン・プランは欧米の企業では広く用いられる方法となっていますが、日本の企業ではあまり用いられていません。

その理由は日本の企業の場合には従業員の付加価値を非常に重要視する傾向があります。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫