マネジメントで重要な自己肯定感とは?

JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント理論について紹介します。

企業間の競争が熾烈な現代において、ビジネスで大きな成功をおさめるには人材の育成は必須事項といっていいでしょう。
設備などのハード面と違い、企業の文化や経営者の考えを理解して仕事が出来る従業員は、企業の長期的な成長を支える重要な要素ですが、すぐに育てられるものではないからです。

そのためどの企業も人材育成に力を入れていますが、その多くは資格を習得させるといった方向に重点を置きがちで、人間としての従業員を見ていません。
近年の研究によってビジネス、プライベートを問わず、人間が成長するためには自己肯定感を持てるかが重要であることが判明しています。

自己肯定感とは自分の人格や能力が有用なものであり、周囲の役にも立っていると感じられる気持ちのことです。
自己肯定感の高い従業員は、低い従業員と比較して言動に自信があふれリーダーシップを発揮しやすいという特徴があります。

逆に低いと仕事に対しても無気力な態度が目立つようになるため、上司は部下の仕事に対して問題点を注意し、叱責するだけでなく、彼らが行った仕事が多くの人の役に立ったことを伝え、その頑張りに感謝の言葉を伝えるなどして、部下の自己肯定感を育むようなマネジメントが求められます。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫