HRDマネジメントの特徴について

JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント理論について紹介します。

HRDマネジメントの特徴は徹底した他社経営分析です。
日本は縦社会が長らく続いたため、自社の経営分析はしっかりしているが、その分他社との競争に遅れを取っています。

国際社会の荒波に堪えて生き抜くためには、ライバルをしっかり蹴落とさないと合併が重なるこれからの社会において倒産は必至です。
HRDのマネジメントは具体的に他社がどうしてその政策を打ち出したのか徹底的に調査します。

通常はアンケートと言えば自社の製品だけ主体としているので発展性がありません。
ところがHRDのマネジメントは多くのアンケート項目で他者の名前や製品がどんどん出てきます。

明らかな優位性が見受けられなくても必ずどこかの質問には出てきています。
これはどんな商品にも必ずメリットとデメリットが存在し、それに対する無数のアプローチが出来るHRDならではの戦法です。

実際に使っている顧客から、生のデータさえ得られればあとは自社にそのデータを持ち帰り研究チームに託せば次の動向をたやすく見破れます。
類似商品であれば煎じてPRすることによって商品の優位性を早い段階から得ることが可能です。

このようにしてライバル社を出し抜く経営スタイルを貫いてきたから成長しているのです。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫